徳善寺だより 第2号 平成14年10月15日

秋もだいぶん深まってまいりましたが、皆様におかれましてはいかがお 過ごしでしょうか。

お盆、彼岸と終わり、私の方もご門徒の皆様方と一通りお会いすること ができました。やっと私もこれで徳善寺の一員となれたのかなと胸をなで おろした所存でございます。これから阿弥陀様のお慈悲を通して益々ご門 徒の皆様方とのご縁を深めていきたいと思っております。よろしくお願い いたします。

おたより

《報恩講法要》 報恩講は当宗にとっては、一年のうちで最も大切な仏事です。当寺におきましては、11月16日にお勤めを行います。身近なお寺にするため にも是非皆様お参りくださいますようお願いいたします。

法要の予定

・ 報恩講法要

11月16日(土)午後2時より
○ 読経 (正信偈)
○ 法話

尚、彼岸会は、3月に行いたいと思っております。たくさんのお参り、心 よりお待ちしております。

平成14年10月15日

合掌

報恩講とは

報恩講は、親鸞聖人のご命日をご縁に、阿弥陀如来のご恩、親鸞聖人 のご苦労に報謝する一番大切な法要で「ご正忌」ともいいます。

ご開山親鸞聖人は90年にわたるご苦労によって、私たち本願念仏の 教えを身をもって明らかにしてくださいました。

私たちの毎日は、いつも損得、善悪など自分の都合のみを考える生活 で、煩悩のたえまがありません。

こういう助かる手立てのない私たちが、本願念仏の教えに目覚めたな らば、助かる手立てのないままに阿弥陀如来のお助けにあずかるのです。

これによって人間として本当に人間らしく生きることができるのです。

私たちはこの上ない生きる喜びを与えて下さったご恩にむくい、聖人 のご苦労をしのび、聖人の教えを自らのものとして、皆ことごとく精進 して仏法を深めていかなくてはなりません。

ここに報恩講の意義があり、真宗門徒にとって年中行事のなかでも、 最も重い法要であります。

編集局後記

いい季節になりました。創刊号を発行しましたときを思えばしのぎやすく なりました。暑さ、寒さがひとしお身にこたえる年になりますと、春、秋は 有難い季節と思います。この暑い夏に研修に参りましたが、参加者は教えと 共に、宗門はいかにあるべきかなど、分科会に別れて論議を重ねました。学 んだこと、機会がありましたら、お伝いしたいと思っております。

《 総代 尾川 一 》

戻 る

トップへ