徳善寺だより 第3号 平成15年1月

あけましておめでとうございます。ご家族お揃いで新年を迎えられたことを 謹んでお慶び申し上げます。昨年ふりかえってみれば、物質文明のめまぐるし く進む中、一方で思いもよらない事件も数多くありました。しかし、考えさせ られることも多々あったように思います。欲がある人間はもっと便利な世の中 を作っていくでしょう。しかし、私たちが生きていくうえで本当の幸せをみつ けていきたいものです。

年末のお参りの後に、「今年ももう終わりやね。一年はあっというまやわ。 また歳いくなあ。」という門徒さんの言葉をよく聞きました。人間は「おぎゃ あ」と生まれてから「死」に向かっていく旅人のようなものです。誰も「老い」 から避けることもできないし、「死」からのがれることができません。その中 でどういきていくのかが問題なのです。

たまたまなにかの偶然で、この時代、同じ国、同じ街、同じ地域に、人の体 をもって存在し、また何十年後かにはこの舞台からきえゆく人間が、お互い相 手を受け入れ、共感する気持ちで生きていくことが、その「体」と「心」を豊 かにし、いきいきした人生を歩むこととなるのではないでしょうか。そういう 心をもち続けたいですね。本年もよろしくおねがいします。

○お知らせ

☆ 年忌について

本年度、年忌法要が当たるのは、次のとおりです。法要が休みに集中すること が多いので、できるだけ早く、日時をお知らせ下さるようお願いします。

合掌

一周期平成14年
三回忌平成13年
7回忌平成9年
13回忌平成3年
17回忌昭和62年
25回忌昭和54年
33回忌昭和46年
50回忌昭和29年

ご門徒の皆様、あけましておめでとうございます。 いいお正月をお迎えになられたことと拝察しております。 震災後9年目となりましたが、徳善寺も昨年1月に再興しましてからはやいもので1年が経ちました。ご門徒の皆様のお力添えで、この1年まずまず平穏に送るこ とが出来ました。ありがといございました。

今年も皆様のご協力を賜り、一層の寺門の発展をはかって行きたいと思います。 よろしくお願いします。

ご多幸をお念じ申し上げます。

○ おたより・おしらせ

合 掌 総代 松原 義一

尾川 一 西川 利夫

・昨年11月16日に報恩講法要を行いました。多数のご門徒さまにお参りいた だき、ありがとうございました。

・今年3月頃に昨年と同様、彼岸会法要を行いたいと思っております。詳しい日 程は後日ご連絡したいと思っております。報恩講同様、皆様のお参りをお待ちして おります。

・私ごとでございますが、2月12日~14日まで、京都の西山別院にて研修を 行ってまいります。その間、お寺を留守いたしますのでご迷惑をおかけしますが、 よろしくお願いいたします。

○ 編集後記

寒さが続く今日この頃ですが、暖冬の長期予報が厳寒となって、高齢者には身に こたえる日々となっています。どうか皆さんお体には十分お気をつけて下さい。

震災後8年経って、被災者の編集者にも漸く落ち着きが出てきましたが、まだマ ンション内でのお付き合いに不十分なところがあり、年末に同じ階の一人住まいの 老人が亡くなられたのを知らないという状態で、反省しきりです。「お寺が地域社会 にどのように貢献するか」が総代研修会の研究課題の一つでしたが、結論は出なかったように思いました。今後考えて行きたいと思っております。

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