徳善寺だより 第7号 平成16年 2月

今年もあっという間に一ヶ月が過ぎました。お正月は例年よりは少し暖かく、中旪は、雪もちらちらとし、寒さも厳しさを益して参りました。ご門徒の皆様におかれましてはどのようにお過ごしでしょうか。

先月20日、21日と京都の西本願寺に住職補任式に行って参りました。私が徳善寺にやってきまして丸2年。ようやくいろいろな手続きを終え、本願寺のご門主である即如門主から住職の免状を頂いて参りました。寒が張り詰めた本堂の中、門主様から免状を頂いたとき、これからお念仏の身教えを私自身が勉学させていただき、そして皆様と一緒に心の中から湧き上がってくるようなお念仏を頂けたらなぁと思い徳善寺に帰ってまいりました。

1月17日、神戸も震災をむかえて早や9年が経ちました。震災直後に比べますと、お寺の周りも新しいビルやマンションが次々と建ち、みちがえるほど、きれいになりました。しかしながら、我々の心はどうでしょう。なにか忘れかけているものはありませんか。私はこの漠然とした「なにか」というものをお念仏を通して、皆様と一緒に考えていきたいと思っております。

合掌

○ 責任役員の選出

平成15年11月に、かねて懸案になっておりました責任役員(寺院被災後、前任の 平井 正二 氏から辞任の申し出があり、現在までそのままになっていました)について関係者協議の結果、松原 義一 総代を選任いたしましたのでご報告いたします。

寺院運営の体制は次のとおりになります。

住職 安積 義龍

責任役員 岡崎 和子

責任役員(総代) 松原 義一

総代 尾川一

総代 西川年夫

以上

○新責任役員のご挨拶

平成15年11月15日徳善寺役員会に於いて徳善寺、新住職安積義龍師から、本山に対して新住職就任の届出に当たり、徳善寺責任役員が不在である為、申請が出来ぬとお話がありました。平井正二、責任役員の届出がされてなかった為であります。安積住職から私に対して責任役員就任の強い要請がありました。尾川一総代、西川年夫総代の意見をお聞きし、要請もありました。

私自身、体調不良で療養経過が良くないので、寺の総代としての役務が遂行できず、尾川一総代に代行をお願いしている状態であります。私が平成11年3月25日神戸徳洲会病院に入院中、退院後約4ヵ年の永きに亘り、ご苦労をお掛けして居ります。感謝の念で心が一杯です。それで、本日役員会で、提出すべく総代辞任願書を持参して居ましたので、読み上げて説明はさせて頂きました。

新住職就任届けの申請期日の件と尾川一総代の御意見を私は尊重しなければ申し訳無く自己の主張は、出来ないと思いました。

以上の事由で、微力な私が徳善寺責任役員と言う、大切な役職を引き受け就任致しました。徳善寺院の為、何分共よろしく、門徒御一同様、御協力を申し上げます。 松原 義一

○ 住職補任式の参列して

1月21日、本山で行われました新住職補任式(前述の通り)に付き添い人という形で参列しました。京都特有の底冷えのする総御堂で、又、参列者緊張の中、ご門主手づから新住職55名一人一人に補任書を交付されました。若い方が多かったように思いましたが、年を召された方も見受けられ、女性も2名おられました。ご門主から活躍を期待する旨の教示あり、新住職代表の決意表明があって、式は厳粛裡に終了しました。新住職の皆さん決意を新たにされたようでした。(私は転勤辞令交付式の時の感懐が蘇りました。感激しました。 尾川 )

○ 編集後記

あっという間に、正月も終わり早や2月、ご門徒の皆様には如何お過ごしですか。暖冬と言われながら寒い日が時々顔を出しています。編集者は冬籠りの感無きにしもあらずで、炬燵の中での日々が多くなっています。春が待たれますね。

まだまだ寒い日が続くと思われます。ご門徒の皆様、お体には十分に気を付けられお過ごしください。

お会い出来る日を楽しみにしております。

合掌

事務局 神戸市須磨区寺田町2丁目1-2 徳善寺 内 TEL 078-732-0531

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