徳善寺だより 第13号 平成18年 2月

今年の冬は例年になく寒冬で、各地で雪の被害が頻繁に起こっております。テレビのニュースで、高齢者の方々が、屋根に積もった雪を除雪する姿を見ておりますと、高齢化の進む過疎地域問題が、はっきりと浮き彫りになっています。若い人たちが都会に出て行ってしまい、町を守る人々が段々と年配者になっていく様子を見ると、やはり心配になっていきます。

我々が住んでいる神戸の地は、震災で減少していった人々が復興11年目にして、ようやく震災前の人口を上回ったそうです。人口が増えていく町、人口が減っていく町。同じ人間が住んでいます。住みよい町とはどういう場所なのでしょうか。

私の所は、買い物をするのが便利だから住みやすいところです、とか、ここは温暖な気候だから住みやすい、など。色々住みやすい条件はあります。しかしながら、この良い条件という本質は「住みやすい=自分にとって都合がいい」ということではないでしょうか。

暮らすということは、人間にとって、最も大事なことだと思います。暮らしが充実していれば、人生は充実してきます。充実は何処から生まれてくるのでしょう。私は住んでいる人々の本質にかかわってくるのではないかと思います。その本質が次第に「自分にとって都合がいい」になってはいないでしょうか。

もし、テレビのニュースの問題が、私自身に起こったならば・・・

本当に難しい問題だと思います。住みやすい、充実した一日を暮らすため、日々考えていきたいと思います。今年もよろしくお願いします。

合掌

○ 年忌のおしらせ

1 周忌平成17年
3回忌平成16年
7回忌平成12年
13回忌平成6年
17回忌平成2年
25回忌昭和57年
33回忌昭和49年
50回忌昭和32年
100回忌明治40年

〇 お知らせとお願い

平成24年1月16日は、宗祖親鸞聖人の750回忌にあたります。本願寺では、ご修復を終えた御影堂において、親鸞聖人750回大遠忌法要を平成23年4月よりお勤めすることになりました。このご勝縁に、聖人のご苦労をしのび、お徳を讃えるとともに、浄土真宗のみ教えを深く受けとめ、混迷の時代を導く灯火として、広く伝わるよう努めたいとおもいます。

この大遠忌法要の長期振興計画として、本山では260億円の収支計画を予定しております。全国の寺院をはじめ門信徒の皆様にお願いするご懇志を主な財源として推進しております。

徳善寺におきましては、依頼進納額は ¥2,683,400- になっております。(別紙参照)厳しい社会経済状況ではございますが、お念仏のみ教えが一層広まるよう、皆様のご懇念を是非お寄せいただきますようお願いいたします。

1月30日に総代会におきまして、話し合いをした結果、1件当たり3万円以上をご懇志頂くようお願いいたします。期間につきましては、2011(平成23)年3月31日までにご依頼いたします。五年長期の計画ですので、年間6000円月額ですと500円のご負担になります。

詳しくは私がお参りに行った際、ご説明させていただきます。50年に一度のご勝縁でございますので、御迷惑をおかけしますが宜しくお願いいたします。

(住 職)

○ ご門徒の皆様へ

「親鸞聖人750大遠忌」法要が平成23年に営まれますが、ご本山ではこの法要の実施と「宗門長期振興計画」を完遂するための収支計画が作られました。

詳しい内容は住職からのお願いの通りです。私たち門徒にも、ご本山から懇志進納の要請が参っております。

ご門徒の皆様には時節柄ご多要のこととは存じますが、何卒ご協力を賜りますよう伏してお願い申し上げます。

責任役員 松原 義一

総代 尾川一 西川年夫

○ 彼岸会のお知らせ

毎年恒例の彼岸法要を勤修いたします。皆様お揃いでお参り下さいますよう、よろしくお願いします。

日 時 3月11日(土) 午後2時より (徳善寺本堂において) 勤行・焼香・法話

事務局 神戸市須磨区寺田町2丁目1-2 徳善寺 内 TEL 078-732-0531

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